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ifの話

「もしも…」っていう空想語ったり、Reality話だったり、絵だしたり

アニポケ劇場 〜恋するオトコと夢見るオトメ〜

 寮のお昼。昼食を待ち望んでいた十人。
 正確に言えば、管理人とバイトの人もだが。
 そして、彼らがこの時間を楽しみにする二つの理由。
 一つは、わかり切っているので、話す必要は無いだろう。その、二つ目というのが…
「で、最近どんな感じなの、シンジ」
「…何が」
「何が、じゃないよ。あれから進展したのかい?二人の仲は」
「………」
 あれか、と呟く。
 シゲルが話しているのはおそらく、ヒカリとの事だろう。
 そう、この時間は、みんなが最もこういう話をする時間なのである。
「別に、特に何も」
「相変わらずだな。ぶっちゃけつまらないよ」
「人の恋愛事情を暇つぶしにしてるんですか…」
 これは何とも失礼な話だが。
「そういえば、シューティ君は?なんかイイ出会いとかあった?」
 シューティは、質問には答えず、
「…前から思ってたけど、なんでシゲルさんはそんなに人の恋バナが好きなんですか」
「なんだい、その言いがかりは。僕はただ、二人に幸せになって欲しいだけだよ」
 それが口だけのことか、本当に思っているのかはわからないが。
「他人のことより自分のこと考えろよ。…そういえば、シゲルの好みとかってどんなだ」
「他人のことより自分のことなんだろ…?まあ、僕はちょっとドジっ子なのがいいな。カワイイじゃん。『相変わらずダメだな〜』『だって〜』みたいな会話を毎回やってみたい」
 なんじゃそりゃと呆れるシンジ。

 一方、女子達もこの時間にそんな話をする。
「カスミ、最近サトシとどう?」
「どう、って…、別に何もないけど」
 前にも話した気がするが、サトシとカスミは、恋人同士なのである。それも相当なバカップル。
 どんな形で付き合うことになったのだとか、そういう細かい事は謎のままだが。
「そういえば、ハルカは?シュウ君だっけ、その子とは良い感じ?」
「あ、そういえば最近連絡取ってなかったっけ」
 ハルカとシュウは、いわゆる遠距離恋愛。
 ジョウト地方を旅しているシュウと、この寮で過ごしているハルカは、なかなか会えないのである。
「そうだ!ヒカリ、あなた確か、シンジ君とデートした事あるんでしょ?!どんな感じだった?!」
「へ?!」
 カスミに突然振られ、動揺した様子のヒカリ。一呼吸おいてから、
「別に、デートというか、ただ単にショッピングに付き合ってもらっただけで…。それも強引に…」
「世間はそれをデートと呼ぶのよ」
 正論のツッコミに反論出来ないヒカリ。
 彼らのお昼は、こうして過ぎ去っていく。
 もちろん、昼食がよそってあったさらを綺麗さっぱりにして…

〜あとがき〜
無理矢理なのはツッコミ禁止です。
ええ加減シンヒカも進歩せーやw((